Secret story

おいしいだし開発のきっかけから完成までの秘話

魚一匹丸ごと摂れれば人生は楽しく全うできるだろうということから開発が始まります。魚は食べられる部分が40%食べられない部分が60%です。これを化学的な手法を一切使うことなく自然の手法で製品化させていくことが最大の難題でした。

一定の温度、気圧装置に魚を一尾丸ごと入れると骨からもヒレからも目玉からも煎じ汁が出てきます。その加熱蒸気を外気に放出すると爆発状態となり真っ白な液(エキス)になります。

球状タンパクというもので、熱に強く生命力のあるものです。生命力が強い点ではカツオ・昆布もしかりです。この【おいしいだし】を生み出した一連の技術は全て自然から学んだに過ぎません。

自然は素晴らしく、その仕組みを解き明かすことは、知恵の限りを尽くしても易々とはできませんでした。
京都の一流料亭にお願いをして、一日中調理の現場を拝見させて頂きました。その現場で【だし】をとる一部始終をつぶさに拝見し【だし】をとる手間と料理の要として【だし】がいかに重要かを思い知らされました。

ガーゼを二十枚~三十枚と重ねて漉し、透明度のあるだし汁を求める苦労は、化学手法を使わずには不可能とされてきた「脱油(脂肪)」の方法を考えるヒントとなり、アメリカ国防省に「限外濾過膜」を求める動機となりました。

また、母親の血液=赤い血が、乳首を通過することにより乳白色になる不可思議に思いを寄せることになり、そこに研究の要があると信ずるに至りました。

それはどうやら、人間を含む哺乳動物の生命体を維持する仕組みと、栄養の源に行きついたのではないかと考えられる事柄でした。

開発にあたって先例となる手本があったわけでも、理論的な道標があったわけでもありません。そのヒントの大半は自然科学であり、科学技術、それも宇宙技術や目に見えない分子の世界での技術でした。

挫折の連続でしたが、これらのことをしかと心に刻んで、食文化への貢献を高めていく、そういうメーカーでありたいと念じています。

※開発者【下瀬輝磨】氏の講演記録をもとに作成

diffusion

おいしいだしの普及

商品化した最初の1年間の売上は、ゼロ。全く見向きもされませんでした。販売会や催事を繰り返し行い、次第に売り上げにつながっていき、気づいたら25年の商品になっておりました。
ドイツの学者ハインリッヒが発表した、ハインリッヒの法則(産業災害防止の法則)が健康維持に活用できます。ハインリッヒの法則は、災害に至るまでの経緯を300回:29回:1回という数字で表現しています。つまり、気づかないほどの小事故を300回も繰り返し、29回もの不注意な事故を繰り返していると、やがて取り返しのつかない大事故を引き起こす可能性が高いことを数多くの事例を持って証明されています。

健康面での小事故(300回)や中事故(29回)とは、日常過飲・過食や乱れた食生活・慢性的な寝不足、過度のストレスなどの生活習慣を300回も重ねるうちに、やがて高血圧・発熱・慢性疲労・便秘や下痢を繰り返すなど29回にも及ぶ症状に気づきながら、ある日突然難病にかかる可能性が高いことを示唆しています。
たとえ主治医といえどもあなたの状態を知るためには丁寧に問診を重ね情報を収集してから治療を始めることは周知のとおりです。
体調があまり思わしくないと感じたら、お医者様にかかる前に、生活習慣に乱れはなかったか、熟睡できない日が続くなどの、思い当たる原因の改善を最優先させることです。
それこそが、病気を未然に防ぐ第一歩です。そして生活習慣の改善の一部に健康維持のために愛用されているおいしいだしを使っていただければ幸いです。

※前社長現会長【猪岡祐二】氏の講演記録をもとに作成

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おいしいだしから
カラダをつくる出汁へ

事業継承をさせていただいてから、「明日への健康を促進する」という社是のもと事業を進めてまいりました。
開発者下瀬氏、前社長猪岡氏の夢は、おいしいだしはあくまで通過点であり、顆粒化させることが最終的な夢であるということを常々口にしていました。
お客様のご要望をお聞きするとおいしいだしは健康維持に愛用されているという気づき、顆粒状にしてほしいという要望を多くいただきます。夢を達成させることに対して幾つか手法を試してみましたが添加物を使わずに顆粒化させることは至難の業でした。

この壁を乗り越えられたのは先代からの縁がきっかけとなり添加物を使うことなく顆粒化への道が一気に開けます。顆粒化はGMP認証(※)取得した工場での製造となり、弊社の山口工場でもISO22000の取得を行うことで製造から出荷までのリスク管理を徹底した状況のもと弊社商品をお届けしております。

海のペプチドおいしいだしは、ホームページ作成・ビーバンオンラインショップの開設に伴い、「カラダがよろこぶ出汁」として限定パッケージとしました。

※Good Manufacturing Practice の略で「適正製造規範」といいます。GMPは原料の受入れから最終製品の出荷に至るまでの全工程において、「適正な製造管理と品質管理」を求めています。

difference

カラダをつくる出汁と
カラダがよろこぶ出汁(おいしいだし)の違い

カラダをつくる出汁 カラダがよろこぶ出汁
(おいしいだし)
形状 顆粒 微粉末
商品形態 5g×20スティック 10gx10包・300g・500g
提供する価値観を表現する言葉 カラダをつくりたい方に 健康を維持したい方に
栄養成分
約6,523mg/100g

アミノ酸合計 約5,654mg/100g
オススメの使い方 ホットドリンクとして 料理として
使用するタイミング 朝一杯のドリンクに 毎日の料理や離乳食に